作付開始時期予測情報とは
- 気象データから対象作物の作付開始日を予測するものです.
対象作物は次の8作物です.①大豆,②小豆,③金時,④手亡,⑤甜菜,⑥メークイン,
⑦トヨシロ.
- 予測式は帯広市の2013年~2020年の作付開始日の実績データを基に気象データとの関連性を解析し作成しました.
- 毎日の気象データから,①深さ30cmの日最低地温,②深さ50cm土層の土壌水分飽和度(土壌の間隙が全部水で満たされた状態を100%とした値),③有効温度(6℃以上)の積算値を推定します.
それらの推定値が作物毎に設定した判定基準値をクリアした場合,その初日を作付開始日とします.
例えば大豆の判定基準値は次の通りです.
①深さ30cm深さの日最低地温:8.1℃以上
②深さ50cm土層の土壌水分飽和度:90%以下
③有効温度の積算値:5月5日からの積算値が71℃以上
- 気象データは,①帯広市内5地点の気象ロボットの実測値と過去の統計データと②気象庁数値予報データ(10日先までの予報値)を用いています.
これらを基礎データとして,帯広市内の農地を250m×250mの区画毎(250mメッシュ)の気象データを推定し,その値から250mメッシュ毎の作付け開始日を推定しています.