気象情報利用にあたっての留意事項

気象庁のアメダスとの相違について

岩見沢市の運営する気象観測システムは、農業に関する研究を目的としており、
以下の点で気象庁のアメダスとは異なります。

(1)気象センサー
本システムの気象センサーは,アメダスとは違い,気象業務法に基づく検定済みの気象センサーではありません.農業に関する研究を目的に設置する汎用センサーです.
(2)観測項目について
本システムは,農業に関する研究に活用するため湿度と日射量も観測しています.
(3)風向風速の測定高度
本システムの測定高度は,AP22北村豊正,AP5上幌向,AP9上志文,AP19栗沢北斗,AP23栗沢町上幌で約5m,AP2大願で約30m,北村支所,北真児童会館,幌向サービスセンター,自治体ネットワークセンター,栗沢支所,美流渡支所,万時福祉センターはそれぞれの施設の屋上で約20m~30mです.
アメダスの風速より大きな値となる傾向があります.
(4)降水量の計測可能最低値
本システム,農業に関する研究に活用するため0.2ミリ毎で計測しています.
アメダスは0.5ミリ毎の計測です.
(5)日照時間データ
本システムの日照時間は,日射量の日合計値から気候学的に計算した日合計の推定値です.
そのため,1時間毎のデータはありません。日照時間がゼロの曇りの日でも,雲の厚みによって地表面に到達する日射量には大きな相違があります.
(6)冬期間の降水量(降雪量)
降雪をヒーターで溶かして水にして計測しています.
そのため,風の強い日などは雨量枡に入る雪が少なくなるため,降水量は少なくなる傾向があります.
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